人生の軌跡・流郷松三郎の残思録

米寿に想う我が人生

帆船大好き

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見る船・乗る船・作る船〔15〕

見る船〔10〕戦艦ヴィクトリー号

イングランドポーツマス軍港     1988年(昭和63年)6月3日

 ネルソン提督座乘のイングランド海軍戦艦ヴィクトリー号は帆船模型製作者にとっては憧れの存在である。模型製作に挑戦することは勿論であるが、それと同等に現地に保存係留されている実船の見学乗船は夢の領域である。

 帆船模型製作に熱中し始めて少し自信が固まり始めた1988年(昭和63年)の春ロンドンとパリを訪れた最大の目的はヴィクトリー号の見学訪問であった。

 ロンドンのテムズ河畔にあるホテルで一泊した翌日、ウオータールー駅から列車で約1時間強のポーツマス港を訪れ念願のヴィクトリー号と対面した。

 感激の一瞬で胸が高まったが、目の前のヴィクトリー号を見て〝よし!きっとこの船の模型製作に挑戦するぞ!〟と覚悟を決めて乗艦し艦内の要所要所を隈なく見学した。 

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      上の絵葉書はポーツマス軍港の売店で購入した。

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 艦首とバウスプリットは修理中でカバリングされていて見れず残念であったが、艦尾楼の豪華さ美しさには度肝を抜かされた。艦尾からの舷側砲列も勇壮でトラファルガルの海戦の模様が頭に浮かんできた。

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 天空に聳えるマスト・ヤードと交錯するロープの情景は私の最も好きな光景である。

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  憧れのヴィクトリー号見学乗艦を果たし、家内と一緒に写した記念写真である。