人生の軌跡・流郷松三郎の残思録

米寿に想う我が人生

2020-01-01から1年間の記事一覧

1970年の秋

初の海外旅行【36】スイス訪問(1)ジュネーヴ到着と公式会議 1970年11月4日(水)11時15分ウィーン空港からオーストリア航空OS211便に搭乗し、午後13時40分スイスのジュネーヴ空港に着陸した。 途中眼下に眺めたオーストリア、ドイツ、スイス…

1970年の秋

初の海外旅行【35】オーストリア訪問(3)オペラ鑑賞編 音楽の都のシンボル、当時のウィーン国立歌劇場全景ときらびやかな夜景 オーストリアの首都ウィーンはクラシック音楽の聖地である。今回のヨーロッパ訪問スケジュールでウィーン3泊が決まった時か…

1970年の秋

初の海外旅行【34】オーストリア訪問(2)公式行事の部 オーストリアでは公式行事が3回セットされていた。小国のわりに3日滞在で訪問先も多く予定されたのが意外であるが、穿った見方をすればウィーンでの観光や音楽鑑賞のために日程に余裕をみてくれた…

1970年の秋・・

初の海外旅行【33】オーストリア訪問(1) ウィーン到着編 1970年11月1日(日)午前11時30分、オーストリア航空OS402便は高度を下げ、ベルト着用のアナウンスの下に滑走路に向かって降下した。機体が大地に接する瞬間を車輪の衝撃で感じ…

1970年の秋

初の海外旅行【32】ドイツ訪問(11)おにぎりとドイツ便り 1970年11月1日(日)午前10時20分、フランクフルト空港からオーストリア航空OS402便で次の訪問地オーストリアの首都ウィーンに向けて飛び立った。今回のヨーロッパ訪問で一番長…

1970年の秋

初の海外旅行【31】ドイツ訪問(10)フランクフルトその2 フランクフルトで2泊したホテル全景・周囲の環境が素晴らしかった。(絵ハガキ) 1970年10月30日(金)午前・午後と31日(土)午前中にかけ公式行事が3回設定されており市内各地を…

1970年の秋

初の海外旅行【30】ドイツ訪問(9)フランクフルト・その1 フランクフルトのスプーン(1970年10月30日購入) 冷戦下の東西ベルリンへの衝撃訪問を終え、1970年10月29日(木)19時05分テンペルホーフ空港をテイクオフして西ドイツへ…

1970年の秋

初の海外旅行【29】ドイツ訪問(8)東西ベルリン市・その4 鉄のカーテンに仕切られた東ベルリンへの訪問の衝撃が覚めやらぬ1970年10月29日朝、午前中はフリータイムでホテル近くのデパートKA・DE・WEで念願のモンブラン万年筆と記念スプー…

1970年の秋【28】

初の海外旅行【28】ドイツ訪問(7)東西ベルリン市・その3 東ベルリン側から見たブランデンブルグ門とウンター・デン・リンデン 1970年10月28日 10月28日(水)午前10時頃、地下鉄フリードリヒ・シュトラッセ駅の国境検問所から東ドイツ国内に入りしばら…

1970年の秋【27】

初の海外旅行【27】ドイツ訪問(6)東西ベルリン市・その2 西側地区から写したブランデンブルク門(1970年10月29日) 1970年10月28日水曜日、東西冷戦の象徴都市ベルリンは雲が深く垂れ込み今にも雨が降りそうな朝を迎えていた。昨夜到…

1970年の秋【26】

初の海外旅行【26】ドイツ訪問(5)東西ベルリン市・その1 西ベルリン市のスプーン・1970年10月29日ベルリンの壁前で購入 1970年10月27日午後7時にデュッセルドルフ空港から西ベルリンに向けて飛び立った。搭乗機はルフトハンザ機では…

1970年の秋【25】

初の海外旅行【25】ドイツ訪問(4)ボン・その2ベートーベン生誕地 ボン市ミュンスター広場に建つベートーベン像とハウス内に飾られた肖像画 1970年10月27日、ライン河畔で昼食をとった後、ボン市中心部に移動し徒歩でミュンスター広場に赴き、…

1970年の秋【24】

初の海外旅行【24】ドイツ訪問(3) ボン・その1エーベルト財団研究所 ライン河岸から眺める西ドイツ仮首都ボンの遠景とエーベルト財団研究所訪問記念写真 10月27日・火曜日朝、エッセンのホテルからマイクロバスをチャーターしボン市に向けて出発した。ボ…

1970年の秋【23】

初の海外旅行【23】ドイツ訪問(2) デュッセルドルフ・その2 雨のデュッセルドルフ市内とドイツ労働総同盟との会議 10月26日・月曜日、エッセン市から列車で40分、デュッセルドルフ市に到着しタクシーで午前中の会議が行われるドイツ労働総同盟のビ…

1970年の秋【22】

初の海外旅行【22】ドイツ訪問(1)デュッセルドルフ・その1 1970年10月25日・日曜日15時30分、パリ・オルリー空港を離陸した。搭乗機は西ドイツ・ルフトハンザ航空LH261便で機内の雰囲気ががらりと一変した。黄色い制服のスチュワーデ…

1970年の秋【21】

初の海外旅行【21】フランス(4)ベルサイユ宮殿訪問とハプニング ベルサイユ宮殿正面広場と宮殿見学 10月25日日曜日、この日は午後3時半の便でドイツに向けて出発する。午前中の空き時間を使って有志仲間4人でベルサイユ宮殿観光に出掛けた。 パリの南西30…

1970年の秋【20】

初の海外旅行【20】フランス(3)公式会議とパリ観光その2 フランス <労働者の力・FO>との会議風景・23日午後 パリでの公式会議はフランスの労働者全国組織である<労働者の力>とフランスの労働事情と公害問題について討議した。 労働運動の進め方な…

1970年の秋【19】

初の海外旅行【19】フランス(2)パリ観光その1 コンコルド広場とノートルダム大聖堂屋上からセーヌ川を望む 10月23日金曜日、パリ2日目、午前中はフリータイムでO氏と近くの名所探訪にで出掛けた。ホテルを出てセーヌ川方向に向かうとすぐに大きな広場…

1970年の秋【18】

初の海外旅行【18】フランス(1)パリに到着 パリのスプーン(エッフェル塔) 足掛け6日間のロンドン滞在を経て10月22日木曜日午前11時30分にヒースロー空港からパリに向かって飛び立った。搭乗した瞬間から機内の雰囲気が違うのに気が付いたが飛行機はエ…

1970年の秋【17】

初の海外旅行【17】イギリス訪問(5) ロイヤル・フェスティバルホール演奏会 現在のロイヤル・フェスティバルホール前景 名指揮者ラファエル・クーベリック 私は大のクラシック音楽ファンで今回のヨーロッパ視察旅行参加が決まった時から本場ヨーロッパ…

1970年の秋【16】

初の海外旅行【16】イギリス訪問(4)ロンドン観光 衛兵の交替・バッキンガム宮殿に向かって行進する衛兵の行列 大英帝国の首都ロンドンには伝統に彩られた史跡や観光名所がふんだんに存在する。 その中で一番華やかで人気抜群なのがバッキンガム宮殿の衛…

1970年の秋【15】

初の海外旅行【15】イギリス訪問(3) ロンドン 英国工業連盟との会議風景10月19日(月曜日) イギリスでは環境問題や労働問題に関して公式会議が3回セットされていた。 初日が英国工業連盟で、2日目がイギリス労働組合会議(TUC)、3日目が労働省生…

1970年の秋【14】

初の海外旅行【14】イギリス訪問(2) ロンドンのスプーン ヒースロー空港で入国手続き完了後、5人乗れるロンドン・タクシーに分乗して市内中心部を通り抜け、5泊6日間のロンドン滞在拠点となるハーレムホテルに到着した。 場所はピカデリーサーカスから…

1970年の秋【13】

初の海外旅行【13】イギリス訪問(1) ブリュッセル空港からサベナ・ベルギー航空でイギリスへ 1970年10月17日(土曜日)11時20分、ブリュッセル空港からイギリスに向けて飛び立った。 上の写真が搭乗したサベナ航空の飛行機である。今回のヨーロッパ訪問で…

1970年の秋【12】

初の海外旅行【12】ブリュッセル滞在 ベルギー貨幣 10フラン 1970年発行 国が変わればお金が変わる。当然の事で到着時に空港の銀行で両替した。 北欧のクロナから今度はフランである。フランは主にフランスの通貨として知られているが、隣接のベルギ…

1970年の秋【11】

初の海外旅行【11】ベルギー・ブリュッセル ベルギー・ブリュッセルのスプーン 10月15日(木曜日)11時10分、ブリュッセル空港に着陸しベルギーに入国した。 ベルギーは2番目の公式訪問国で2泊3日の滞在である。 ストックホルム空港を朝8時離陸のスカンジ…

1970年の秋【10】

初の海外旅行【10】ストックホルム滞在(2) 1970年10月14日 スウェーデン労働総同盟・会議風景 ストックホルム滞在中に公式会議が2回開催された。 10月13日(火曜日)にスウェーデン自然環境保護庁での環境汚染に関する会議を皮切りに、今…

1970年の秋【9】

初の海外旅行【9】ストックホルム滞在(1) スウェーデンの単位通貨はクロナで1クロナ69円59銭、対ドルレートは0.19であった。補助通貨はオーレで100オーレが1クロナである。レートに差があるが呼称はデンマークと同根でノルウェーを含めて北…

1970年の秋【8】

初の海外旅行【8】 最初の公式訪問国 スウェーデン 首都ストックホルム スウェーデン・ストックホルムのスプーン コペンハーゲンでの飛び入り観光を終え、次便の乗り継ぎ機でスカンジナビア半島を逆戻り横断し、午前11時10分、予定より2時間半遅れでス…

1970年の秋【7】

初の海外旅行【7】ヨーロッパ大陸到着 海外旅行では当然のことながら日常生活の環境が激変する。 その三大要素を挙げれば第1が言葉で、第2が通貨で、第3が食事となる。何れも避けて通れない必須要件で、それぞれにどう対処するかは本人の資質や性格によって…